高遠城址公園と
タカトウコヒガンザクラ
古くから伊那谷の要所であった高遠城は、武田方仁科五郎盛信と織田信忠の攻防を最後に、戦乱の時代に幕を閉じました。
明治に入り、城は取り壊され城址公園となり、現在1,500本以上のタカトウコヒガンザクラの樹木を保護しています。
老木には樹齢100年を越えるものもあります。花形は、やや小ぶりで赤みを帯び、その華麗さと規模の大きさは「天下第一の桜」と称されるほどで、県の天然記念物の指定を受けています。
高遠町では、桜の美しさを後世に伝えるべく桜憲章を定めて、保護育成に努めています。また、平成2年には、日本さくらの会の「さくら名所百選」に選ばれています。
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