ハーブックッキング

1月7日の朝に無病息災を願い、春の七草を入れたおかゆを食べます。この習慣は中国から伝わったものだそう。おせち料理などを食べ、疲れた胃の負担をや わらげてくれる、質素で理にかなった先人の知恵です。

江戸時代には、将軍家をはじめ、一般家庭でも食べるようになったといわれています。ちなみに、秋には秋の七草があり、平安時代にはうたにも読まれています。

日本のハーブといってもいい、七草を使ったおかゆを作ってみませんか?


作り方

七草はきれいに洗い塩少量を入れた熱湯でさっと茹でて水にさらし、水気をとって細かく刻みます。

大根とカブの根の部分も食べやすい大きさの薄切りにして軽く茹でます。

炊飯器に、おかゆの設定があるときは炊飯器で、ない場合は土鍋でお米1、だし汁5でじっくり煮て作ります。

おかゆが炊き上がったら、七草と塩を加え、軽く混ぜ合わせてできあがりです。


七草の効能

■セリ 消化を助け、便秘、冷え性、風邪に効果的。
■ナズナ(ペンペングサ) 貧血、視力に良く、高血圧、風邪の予防になる。
■ゴギョウ(ハハコグサ)吐き気を止める。胃炎をしずめ、咳、たん、熱をとり風邪の予防になる。
■ハコベラ(ハコベ・ニワトリグサ)整腸効果・利尿作用がある。口臭を予防する。
■ホトケノザ(コオニタビラコ)筋肉痛、歯痛をなくし、高血圧を予防する。
■スズナ(カブ)整腸・解熱効果。便秘、貧血、骨粗しょう症予防。
■スズシロ(ダイコン)整腸・解熱効果、便秘、たんを止める。


   

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