園芸ガイド
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キク科ワタスギギク属
分類:多年草原産地:地中海沿岸
草丈:30〜50cm花色:黄利用部位:葉、花


[増やす方法/定植] [管理の方法]
   
■特性
  カモミールに似たりんごのようなすっきりとした香りはどことなくラベンダーにも近い香りであることから「コットン・ラベンダー」とも呼ばれています。 葉は羽のような深い切れ込みの入った銀灰色で、ふさふさとした細かい綿毛に覆われています。 花は初夏に長く伸びた花茎の頂部に、カモミールの花弁が散って中心の黄色い部分だけが残ったような花を咲かせます。その形はミニデージーのようでもあります。 サントリーナーには最も知られている銀灰色の葉が特徴の‘サントリーナーグレー’の他にレモン色の花が特徴の‘レモンクイーン・サントリーナー’、ローズマリーのような細い葉をつける‘ローズマリー・サントリーナー’等があります。

薬用(葉) 解毒作用
毒ヘビのかみ傷にサントリーナーの葉を良く揉んだ搾り汁を患部にすり込みます。

クラフト用
サントリーナーには防虫効果があります。
○ 葉、花
切り戻しを兼ねて枝を収穫し、20cm程に切った枝を5本1束にして、日の当たらない乾燥した風通しの良いところに逆さにぶら下げてドライフラワーにします。そのまま室内に飾って蚊取り線香の代わりにしたり、ドライフラワーを細かく刻んで小さな巾着袋に入れれば、クロゼットや洋服タンスの中に置くだけで衣類を虫から守る防虫剤として作用します。夏に身につけておけば携帯蚊除けとして作用します。

鑑賞用
銀灰色の葉を活かしたカラーリーフプランツとして、花壇や寄せ植えでのアクセントとして使用されます。花も鑑賞用として充分楽しめます。 数回刈り込むと草丈が低く、こんもりと丸く形が整うので花壇の縁どりに使用されます。
※サントリーナーグレーは食用できません。

コンパニオンプランツ
ハーブと一般の草花や野菜を混植して、それぞれの植物の特性を活かして病害虫を防ぐことをコンパニオンプランツ(共栄植物)と言います。サントリーナーグレーは他の防虫効果のあるハーブと一緒に鍋で煮立たせれば殺虫剤として利用できます。使用する場合は原液を2〜3倍に薄めて霧吹きで患部に直接かけます。
 
■栽培カレンダー
 
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苗の出回り        
開花期                        
収穫期            
肥料                  

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