〜クロスカントリースキーで日光戦場ヶ原を散策〜
おもしろクラブ「Field-Day」代表
苅野 玲子

光の光徳牧場クロスカントリースキーに行った。

内役の私とアウトドアショップのマスター以外はみな初めての経験である。ここはクロカンのメッカで大会も行われる。 木曜の今日は人がほとんどいない。フィールドが貸し切り状態だ.が、あいにく雪が降りだし寒そうである。コースはあまりアップダウンのない戦場ヶ原コースだ。うまくいけば湯滝まで行ける。
 
心者は始めは慣れないクロカンの
板に四苦八苦
して、歩くのもままならない。すてんと何度も転ぶ。しかし歩きはじめてすぐ光徳池に着き、その雪の中の池と山や木岐をみて感嘆する。美しいのだ。私は何回も来ているがやはり風情がある。
や沼など水がある様は夏でも十分美しいが、白一色に彩られた世界にぽっかりと浮き出た水面はあくまでも透き通って見え、周りの寒さのせいで絶対に犯してはならない聖域のような感じがする。そこは体温のあるものが踏み込んではいけない世界であるかのようだ。
してその池から流れ出る水は白い静寂の中で唯一動きのある、やはり人の触れては行けないものなのである。そこに踏み込むということは死を意味するからである。 その聖域を横目で見ながら林の中を歩く。戦場ヶ原に出るまでのコースは大木が多い。 その大木の下、動物の足跡が残っている。足跡からするとリスかテンだろう。彼らの走る様子を思い浮かべる。この木からあっちの木まで何を捜し求めて走ったのだろう。雪の上の足跡からいろいろ想像できるので景色を楽しむ以外にもなかなかおもしろい。
   
戦場ヶ原にて
場ヶ原に入る手前で凍った川の上を渡り、国道の下をくぐり、ブッシュの中を歩く。 凍った水のみが私達を受け入れられる唯一の水である。その氷の上と下とでは天国と地獄だ。ブッシュを通り抜けると広い湿地にでる。戦場ヶ原だ。いつもなら男体山が見えるのに雪が降っていて何も見えない。
こは夏は木道の上しか歩けないが、冬の今はどこでも好きなところを歩ける。これもクロカンの楽しみだ。普段行ってはいけないところ、あるいは行きたくても湿地や草ぼうぼうでいけないところに行けるのだ。
   
い湿地を横切るとすぐ湯川の横に出る。シンシンと降る雪の中、川の流れとその流れに手をさしのべる白い木々、静と動のみごとな調和がそこにはある。ここでお昼にしよう。今日は寒いので暖かい鍋だ。このお昼もクロカンの楽しみの一つだ。もっと春になって暖かくなればランチタイムももっと楽しい。でも鍋で温まった体で身も心も軽くなって、帰路に着く。湯滝までは今度の課題に残しておこう。スキーに慣れたメンバーはみな足取りも軽く、行きの時間の半分で駐車場まで帰ってきたのである。
鍋を囲んで