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春の多摩湖探訪
-早春の風に揺れる、森の妖精たち- |
写真・文 森の人 泉 健司
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■今年は「水道水源林100周年」 現在、狭山湖(山口貯水池)はダムの補強工事中です。 僕は植物層調査チームの一員として初年度から参加しているのですが、今回はひょんなことからRICOHの新しいデジカメを借りることが出来、今まで使っていた光学カメラではなかなか撮りにくかった画像も撮影できました。 いろいろな発見もあったので、豊かな自然をはぐくむ里山の典型でオオタカの繁殖地でもあるこの一帯の様子を、ちょっとだけ皆さんにレポートしてみようと思います。 ただし今回レポートで入った場所は、ほとんどのポイントがダム湖周辺のフェンスで囲まれた水源涵養林の中なので、一般の方は入れません。ご了承くださいね。 |
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宮崎駿監督の「となりのトトロ」のモデルとなったことで知られる狭山丘陵は、東京都と埼玉県に接して都心から約40kmの地点にあり、丘陵の中心には都民の水瓶である狭山湖(山口貯水池)と多摩湖(村山貯水池)が鎮座し、狭山県立自然公園の中心地となっています。でも、西武球場がある所って言った方が、わかりの良い方も多いかも知れませんね。 | ||||
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付近にはユネスコ村、西武園、山口観音などがあり、多摩湖の外周には整備されたサイクリングコースもあります。周囲に散在する自然公園を巡るハイキングも、また格別。もちろんサクラの時期には、花見客で賑わうことは言うまでもありません。過去には、このお花見スポットを巡って様々な鉄道が敷かれ、駅名さえも競い合われたという経緯さえあるくらいです。 |
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山口貯水池(狭山湖)へは、多摩川の羽村から地下水道で水が送られてきます。 大正時代に狭山丘陵の谷間に堰をして建設された人造湖です。村山貯水池(多摩湖)は途中を堤防で区切られており、上湖と下湖に分けられ、山口貯水池とは地下水道でつながっています。大正5年着工、昭和2年完成。湖畔には、遊園地や野球場などの施設もあり、長さ591mの堰堤の下の狭山公園とともに都民の憩いの場所として親しまれ、桜の季節は大勢の花見客でにぎわいます。 |
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番外編 次回:4月25日は |
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