散歩のついでにカメラでパチリ・・・
(日本写真作家協会会員)
文・写真  舘 重明

ブレない写真を撮るコツ教えます。
 
1:甘い写真の原因は3種類
 
写真の命であるピントを悪化させ、クリア感のない甘い写真にしてしまう要因は3種類。「ピンボケ」「カメラブレ」「被写体ブレ」である。
広い写真はアクセントが大切。この写真では3つの岩がポイントになっている。伊豆弓が浜の日の出。
 
2:ピンと合わせはMFで
ピンボケは、主題にピントが合っていない状態。ピントの位置は撮影者の作品づくりの基本になるもの。なんに興味をもち、なんに心を惹かれて撮影する気持ちになったのか、撮影者の狙いが端的に表現される。
いまやカメラは、AF(オートフォーカス)が全盛ですが、撮影の意図を示すピント合わせはカメラにまかせず、しっかりとファインダーで確認してください。
できればAFをはずし、MF(マニュアルフォーカス)でピントを合わせる習慣を身につけたい。
狭い写真では背景の処理が課題。絞りを開放して背景をボカし、主題を浮き上がらせる。
 
3:ブレ防止は重めの三脚で
カメラブレは、写真独特の現象。撮影中にカメラが動いて結像が甘くなるのが原因。これを防ぎキリリとした作品をつくるためにはカメラを固定し、露光中に動かないように三脚で固定することである。
現在、カメラは一眼レフが主流だが、一眼レフは露光中ミラーが跳ね上がる構造のため、ミラーショックが発生する。これを防ぐにはカメラより重い三脚が必要だ。
目安は1キロのカメラには3キロの三脚を使えば安心できる。さらに三脚の上でカメラがバウンドしないようにネジをしっかり締めることが肝心だ。
もしあなたが軽い三脚しか持っていなかったり、重いものは持たない主義だったらどうするか。そのときは撮影現場で三脚にカメラバックを吊るし重量を増やす、または手でカメラを押さえるなどの方法がある。ただ、人間には脈があるので、カメラには触れない方がよいという権威の方もいる。
 
4:被写体ブレには絞りをあけ、できるだけ速いシャッターを
被写体ブレは、カメラの露光時間に被写体が動くことによりブレが発生する。
植物の葉を写すときなどはこれに悩まされる。この場合、ひたすら風が止むのを待つしかない。私の体験では、「風がとまった」と、思わずシャッターを切ったところ、つぎの瞬間もっと決定的瞬間があることがわかった。
振り子の原理で、運動が止まり反対方向へ動こうとするとき一瞬の間ができる。
だから1ショットできめようと思わず、数枚撮るように心がけている。
写真の、葉のクローズアップの絵は背景の処理が決め手。絞りを空け背景をボカすことで主題が浮き上がる。おまけに速いシャッターが切れブレ対策にもなる。一石二鳥だ。アマチュアの方は、絞り過ぎる傾向がある。絞りを開放にして、シャープな写真づくりに挑戦してください。
春先の花エリカ。テレビで府中の森公園のエリカが満開との報道を見て出かけた。

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