散歩のついでにカメラでパチリ・・・
(日本写真作家協会会員)
文・写真  舘 重明

露出補正をしてみよう。
 
1:露出コントロールはカメラまかせで
 
ピンと合わせが終わったら、フィルムにどの程度の光をあてるか、といった露出コントロールを考えてみましょう。
リバーサル・フィルムの場合、光を多く取り込むほどハイキー(明るいトーン)になり、少ないとローキー(暗いトーン)になります。カメラには露出計が搭載されているので、最近は露出の苦労は心配ありません。カメラが指示する通り撮影すれば問題ありません。ただより良い作品をめざすには、カメラが計測する仕組みを知っておく必要があります。
Early Spring
ハイキーな仕上がりを期待して、プラス補正した。ただ画面に緑も入っているので、補正幅は大きくない。プラス1絞りとした。
撮影:一橋大構内
 
2:カメラの搭載露出計は反射式露出計
ピンボケは、主題にピントが合っていない状態。ピントの位置は撮影者の作品づくりの基本になるもの。なんに興味をもち、なんに心を惹かれて撮影する気持ちになったのか、撮影者の狙いが端的に表現される。
いまやカメラは、AF(オートフォーカス)が全盛ですが、撮影の意図を示すピント合わせはカメラにまかせず、しっかりとファインダーで確認してください。
できればAFをはずし、MF(マニュアルフォーカス)でピントを合わせる習慣を身につけたい。
 
梅満開
主題の白梅の白だが、背景が暗いので補正値は大きくない。プラス1絞りとした。
撮影:国立谷保梅林
 
3:どの程度の補正が必要か
カメラブレは、写真独特の現象。撮影中にカメラが動いて結像が甘くなるのが原因。これを防ぎキリリとした作品をつくるためにはカメラを固定し、露光中に動かないように三脚で固定することである。
現在、カメラは一眼レフが主流だが、一眼レフは露光中ミラーが跳ね上がる構造のため、ミラーショックが発生する。これを防ぐにはカメラより重い三脚が必要だ。
目安は1キロのカメラには3キロの三脚を使えば安心できる。さらに三脚の上でカメラがバウンドしないようにネジをしっかり締めることが肝心だ。
もしあなたが軽い三脚しか持っていなかったり、重いものは持たない主義だったらどうするか。そのときは撮影現場で三脚にカメラバックを吊るし重量を増やす、または手でカメラを押さえるなどの方法がある。ただ、人間には脈があるので、カメラには触れない方がよいという権威の方もいる。
春爛漫
背景の赤は桃の花。アップの写真は背景の処理が肝心。明るい仕上がりにしたかったので、プラス0、7絞りとなった。
撮影:一橋大構内

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