与論島通信

いま、与論島がおもしろい。
 
沖縄とも、鹿児島とも違う、独特の文化とスタイルがある与論島。
鹿児島から南へ563km、沖縄本島まで23km。島の周囲約23km。平均気温22度。
この小さな島に約6000人が暮らしている。それは、なぜだろう。
与論島を訪ねるのは、すこしめんどうだ。東京や大阪からの直行便はない。
東京からは、まず沖縄まで飛行機で行って、那覇空港から与論空港まで小型の飛行機に乗り換える。しかし、飛行機の窓から与論島を眺めると、そんなやっかいさも吹っ飛んでしまう。
上空からの景色は最高。島は珊瑚礁に囲まれ、浅瀬は淡いブルー、海はエメラルドグリーンに輝いている。まさに宝石のような美しさ。乗客からも「うわ〜きれい!」と、感嘆の声があがる。
空港に降りると、やわらかな風に甘い香りを感じる。
ここは温暖な亜熱帯気候。
島にはブーゲンビリア、ハイビスカスなど色鮮やかな花が咲き、ドラゴンフルーツやスターフルーツといった地元のフルーツをはじめ、マンゴ、パパイヤなど熱帯フルーツも豊富だ。
 
 
海岸は、さらさらした白い砂浜が島をグルリと囲んでいる。
こんなにも手つかずの自然が残されている島が、日本にあることを知らない人が多い。湘南のブラックビーチしか知らない都会人には、与論島の珊瑚からできた真っ白なビーチは信じられない光景だ。砂浜に打ち寄せるパステルブルーの穏やか波は、明るく透明感に充ちている。なぜか海を見ているだけで気持ちがやすらぐ。
まさに与論島は心を癒してくれる島だ。
かってハワイタイムといわれた昔のホノルルのように、与論島にはヨロンタイムと呼ばれるゆるやかな時間が流れている。島に暮らしている人たちの小麦色の肌と素朴な笑顔がいい。たとえ、一瞬の出会いであっても、僕たち旅行者を温かく迎えてくれる気持ちの豊かさ。
日常の仕事に疲れたら、与論島を訪れるといい。
与論島は都会にあるものがない島。沖縄のように観光名所や賑やかな商店街があるわけではない。島にあるのは、美しい海と、広い空と、色とりどりの花や植物。だから自然のなかに思う存分自分をゆだねることができる。
テレビを見ず、ぼんやりした一日であっても退屈しない。
与論島は、マリンスポーツが充実している。
海が好きな人は、ウインドサーフィン、シーカヤック、スキューバーダイビング、ジェットスキーとなんでも楽しむことができる。
夏には賑わう与論島も、冬は静かだ。
運がよければ、クジラに出会える。
1月末から4月までは、ホエールウオッチングのシーズン。
ほんとうのリゾートを味わうために、あなたも与論島へ出かけてみませんか。
 
 
  お問い合せは 
  ヨロン島観光協会 TEL:0997-97-5151

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