男の雑貨

僕は、スーパースターと暮らしている。
文・写真 野呂珍平
 
 
僕は、NBA のヒーロー「マイケル・ジョーダン」と、暮らしている。
ジョーダンだけではなく、ゴルフの「タイガー・ウッズ」やセリエAの「ロベルト・バッジオ」、メジャーリーグの「イチロー」もいる。
すごいでしょう。ただし、彼らは僕の部屋の棚の上ですが。
つまりスーパースターがキャラクターの首振り人形やフィギュアになって、僕と一緒に暮らしているわけ・・・。
イチロー選手がヒットを打ったときは、首振り人形のイチローくんの頭を撫でてあげる。するとイチロー君も首を振りながら「ウン、ウン。ヒットくらいでそう興奮しないでくれ」と、軽く頷く。
 
こういう愉しみって、雑貨好きならではですよね。
日本代表のサッカーの試合をテレビ観戦するときは大忙し。僕がもっているサッカー選手のフィギュアから、出場する選手を探し。11人揃えてテレビの上にならべる。この観戦スタイル、去年からはじめたのですが結構テンションが高まります。テレビの上に小野、中村、サントス、中田、中沢、稲本などのフィギュアを置くようになってから、日本代表は負けたことがない。
アジアのナンバーワンを決めるアジアカップは、応援に力が入っちゃってもう大変。ときには頭にくるような不甲斐ない試合があり、食べかけのピーナッツをテレビにぶつけたことがある。そのピーナッツが中村俊介フィギュアに命中。俊介選手が床に転げ落ちてしまった。
僕は「俊介さん申し訳ない。キミにピーナッツをぶつけるつもりはなかったんだけど・・・」と、謝りながらもとの場所に戻すと。なんとそのあと、すぐ俊介選手がシュートして1点入り、試合を決めた。
憧れのスーパースターのグッズを自分の身近に置きたい心境は、韓国のヨン様の追っかけをしているおばさまと同じかも知れない。
ヨン様の写真入りポスター、カレンダー、タオル、キーホルダーなど、販促グッズの売れいきはすごいらしい。ヨン様の首振り人形を売っているかどうか知らないが。もし販売していたら、きっとおばさまたちもテレビの近くにヨン様を飾り、ビデオを観ながらため息をついていること、間違いない。
いつだったか「どうしてキャラクター人形やフィギュアを集めたりするのですか」と、女性に聞かれたことがある。
返答に困ったが、とりあえず「おもしろいから」と、言った憶えがある。
男は女と違い、自分が好きな人はヨン様だけということにはならない。
チェ・ジウも可愛いし黒木瞳も魅力的で、スタイルがいい藤原紀香にも憧れる。
サッカー選手なら中田、小野、稲本、中澤、大久保、中村、高原と、みんな好きだから困る。一人か二人嫌いな人がいると、フィギュアを集めるのが少なくて助かるけど・・・。嫌いな人は、ほとんどいない。
スーパースターの首振り人形やフィギュアは、グッズを輸入しているスポーツ・ショップならどこの店でも売っている。
キャラクターやフィギュアを毎日見ていると、家族のような親しみが湧いてくる。本人と似ているモノ、似てないモノ、それぞれが愛おしい。
メジャーリーグの首振り人形は、サッカーやK-1にくらべると、本人と似ていないモノが多い。松井秀喜選手の首振り人形は、顔がハンサムすぎてネームプレートを見るまで、松井選手だとは思わなかった。
それに比べると、サッカー選手の首振り人形は、完成度が高い。
僕がもっとも敬愛するイタリアのセリエAで活躍したロベルト・バッジオ選手は、少し漫画的で恐い表情ではあるが、バッジオらしさをあらわしている。

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