製作・写真・文 青木 純子
     
斜面に群生するアジサイ    
日本の蒸し暑い梅雨時に涼しげな花を咲かせる紫のアジサイ。咲き終わった花は、押し花にもドライアレンジにも使えます。

     
  空き瓶にニスを塗り、押し花を貼りつけるだけ。子供たちにも作れる、簡単なアレンジメントです。

夏休みの工作の宿題、今年の夏は小学生の娘と一緒に押し花のフラワーボトルを作りました。

6月に収穫したアジサイや、初夏に花を咲かせるハーブの葉や花を押し花にし、空き瓶に押し花用ペーパーニスで貼りつけるだけ。

ガラスを通して入ってくる夏の木漏れ日が、押し花たちをドレスアップしてくれます。透明なキャンディーを詰めて、プレゼントしてはいかがでしょう。


     
アジサイ
Hydrangea Macrophylla
   
  ヨーロッパで品種改良された日本のアジサイには、さまざまな園芸品種があります。
和風の花のイメージがありますが、花色も紫、ピンク、赤、青、白があり、洋風の庭にもお薦めです。
本来は日当たりの良い場所がお好み。でも、半日陰の場所に植え付けても、花付きは少し悪くなりますが花を咲かせてくれます。暗くなりがちな北側の庭を明るく彩ってくれる身近な園芸品種です。
押し花には、花の中で埋もれている花を少し収穫して下さい。ドライアレンジには、庭で楽しんだ後の咲き終わった花を自然乾燥してみましょう。
     
 
  材料と道具:

空ビン、ペーパーニス、ピンセット、刷毛(大)、筆(小)、押し花(アジサイ各色、ペニーロイヤル、ダイヤーズカモミールの葉)
     
 
押し花を貼りつける箇所に、ペーパーニスを薄く筆で塗り付けます。
 
ニスを塗った場所にピンセットで押し花をそっと乗せ、軽く指で押さえます。
     
   
花材を全て貼りつけたら、しばらく乾かした後、大きな刷毛で全体にペーパーニスを塗り完成。
   




     
 

緑色に変色したアジサイとローリエの葉をバックグラウンドに、夏のケイトウを主役にしたリース。花材はすべて庭の草花、でもこんな豪華なリースが作れるんです。

材料:
アジサイ(緑と紫)、ローリエの枝、クルメゲイトウ(赤とクリーム色)、センニチコウ(赤紫)、バラ(赤)、ザクロの実、アイリッシュモス、ラフィアで結んだ小枝のオーナメント、小さなテラコッタ(直径4センチの物を4個)、サハラのリースベース

     

 

夏の裏庭
今年の夏の主役はケイトウ。暑い夏でも丈夫なケイトウは病害虫にも強く 、 手間のかからない一年草です。なかでもお薦めの品種は高性種のクルメゲイトウ。実はドライアレンジにも使えるんです。

クルメゲイトウ

     
(花の成育時期などについては、私の住んでいる京都南部を標準として記載しています。植物の名称については、主に小学館発行「園芸植物大辞典」を参考に記載しました。)
     
あおき・じゅんこ

ドライフラワー研究家。京都市在住。タネから育てる園芸愛好家。庭で育てた草花を使い生花のアレンジやドライフラワーを作る、アフター・ガーデニングを提案。園芸雑誌や、ポストカード、ホームページを通して作品を発表している。サカタのタネの会員誌「園芸通信」に連載中。ホームページは、http://www.j-aoki.gr.jp/