製作・写真・文 青木 純子
     
   
晩秋のツワブキの花
ハナミズキの紅葉は、花の少ない秋の庭を彩ってくれます。赤い実は野鳥たちへのおいしいプレゼント。

 

まるで紅葉したような秋色アジサイ。晩秋のイソギクと組み合わせると、ステキなポットアレンジの完成です。

素焼き鉢にオアシスを埋め込み、花材を挿し込むだけ。はじめての方でも無理なく作れる、ポットアレンジです。

作り方のポイントは、ベースの秋色アジサイでラウンドシェープを作ること。山で拾ったこげ茶色のヤシャブシの実が全体の色彩を引き締めてくれます。

直射日光を避けて飾れば、長期間お部屋で楽しめるのも魅力・・・。




剪定時期を逃し、枝に花を付けたままの寂しそうなアジサイを見かけたことはありませんか?
アジサイは花のピークを過ぎると、次第に色があせ花色が緑色に変化します。9月ごろまで枝に付いたままの花は、紅葉したように赤茶色に変色します。
誰が名付けたのか「秋色アジサイ」。最近、生花のアレンジでも人気の花材です。水分が少なくなった秋色アジサイは、花びらの形を残したままキレイにドライになります。


イソギクはキク科の多年草。海岸や岸壁に咲く丈夫な植物。庭に花がなくなった晩秋のころ、花びらのない黄色い花をまとまって咲かせてくれます。

庭のイソギクが主役の
生花のアレンジ

花材は、イソギク、
センニチコウ、
黄色のカンガルーポー


材料と道具:
テラコッタの鉢(直径7センチ、高さ11センチ)、オアシス、食事用ナイフ、ピンセット、花バサミ、ヤシャブシの実、イソギク、秋色アジサイ

 
オアシスを鉢の高さに合わせ切ります。鉢の縁よりオアシスが1センチほど高くなるよう調節しましょう
 
アジサイを小分けにし、キレイな半円形になるようオアシスに挿し込みます。
     
 
イソギクの花を切り分け、まんべんなく挿し込みます。

 
最後にヤシャブシの実を挿し込み完成。


ナチュラルなカゴいっぱいに、秋色アジサイとイソギクをアレンジしてみました。引き立て役は濃い紫のシャリンバイの実。ドライにすると黒に変化します。

材料:
秋色アジサイ、イソギク(黄)、シャリンバイの実、カゴ(幅15センチ、長さ30センチ)

(花の生育時期などについては、私の住んでいる京都南部を規準として記載しています。植物の名称については、主に小学館発行「園芸植物大辞典」を参考に記載しました。)

あおき・じゅんこ
ドライフラワー研究家。京都市在住。タネから育てる園芸愛好家。庭で育てた草花を使い生花のアレンジやドライフラワーを作る、アフター・ガーデニングを提案。園芸雑誌や、ポストカード、ホームページを通して作品を発表している。サカタのタネの会員誌「園芸通信」に連載中。ホームページは、http://www.j-aoki.gr.jp/

 


●季節のドライアレンジ・次回の予告

初めての方でも失敗なく作れる、簡単なクリスマスブーケをご紹介します。
11月7日ごろスマートガーデンに
アップ予定。おたのしみに・・・。


Christmas Bouquet