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〜蝶を呼ぶコンテナガーデンぽけ・び!風〜 |
写真・文 森の人 泉 健司
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蝶は好きだけど、イモムシはイヤッ!と言う人のための寄せ植えを紹介します。 | |||||||||
■ポイント そんなこと、出来るのかなあって思う人もいるかも知れませんが、実は簡単なことなんです。 ポイントは、2つだけです。
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■チョウチョの木? 蜜が多くて開花期も長い花は蝶を呼ぶのに最適です。たとえばブッドレアは、アメリカなどでさかんに造られているバタフライガーデンには欠かせない木で、チョウチョの木と呼ばれているぐらいです。管理も簡単なんでお勧めです。日当たりさえよければ夏中咲いてくれます。ビオラもお勧め、スミレ科を食べるツマグロヒョウモンの食草ですが、残念なことに町中ではほとんど見かけることの出来ないチョウなので、食害にあう心配は少ない蜜源です。 |
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■大きな筒型の花は大きなチョウを、小さな皿形の花は小さなチョウを ユリのように大きくて長い筒型の花は、大きなチョウ専用です。アゲハの仲間などが来ます。くちばしが長くないと、蜜が吸えないんですよね。実は、花の方でどんな昆虫に来てもらうかを選んでいるのです。このことを知っていると、どんなチョウを呼ぶかもある程度決めることが出来るようになります。あとは、植物の性質とのかねあい。日向にユリを植えるのなら、テッポウユリやスカシユリ系が、日陰ならルレーブやカサブランカのようなオリエンタルハイブリッド系がお勧めです。同様に日向ならアザレア、日陰ならシャクナゲと言った要領ですね。
一方、小さな花は小さなチョウを呼びます。たとえば、モンシロチョウやシジミチョウの仲間たちです。ビオラの他には、カモミール、デージー、カレンジュラ、クレピス、ブラキコーム、マリーゴールド、キク科の花だけでもまだまだあります。シソ科のハーブたちもお勧め。日向ならタイム、チェリーセージ、ヒソップ、フリンジド・ラベンダーなど、メドウセージやミント類は日陰でも良く育ちます。 日向を好むモンシロチョウが黄や紫の花を好み、赤にはほとんどこないのに対して、日陰を好むスジグロシロチョウは黄や紫の花を好み、赤にもくるなんて言うことも知っていると、ガーデニングに別の楽しみも加わるような気もします。 花が沢山咲いて綺麗でも、蜜が少なければチョウチョは呼べません。たとえば、アジサイ。同じアジサイでもガクアジサイは、まだ色んな昆虫を呼ぶことが出来ます。 ■イモムシはイヤッ!と言う人のために
ちょっと面白い研究があるので、紹介しようと思います。 ただ、困った例外もいます。ヨトウムシ。ほとんど何でも食べる上に、すぐに薬剤耐性を身につける特殊な遺伝子を持っている厄介者です。これはもう、巣箱をかけて水場も造り、小鳥たちに食べてもらうのが一番ですね。
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