たらおばさんのハーブよもやま話 Vol.3
「ハーブやアロマを使った冬のすごし方」
埼玉県・たらおばさん
プランツコーデネーター

朝晩の冷え込みが厳しくなった今日この頃。
師走の声を聞いたころから庭の植物たちも冬の支度を始めました。
葉を赤や黄色に変えるものは寒さを感じて冬の準備をしています。夏を盛りに咲いていた花たちは次の世代を残すために種をつけます。
レモングラスは地上部の葉を刈り取って、根を掘りあげます。春が来るまでは家の玄関の中で冬眠です。
バジルは葉の収穫も終わり、花をつけて種をつけます。次の年に蒔く分を残して、種のほかに茎や葉もそのまま乾燥させてパスタやスープなどのスパイスに利用できます。
植物たちの営みはその一生が、私たちに喜びを与えてくれますね。
 
この季節、風邪にご用心。風邪の諸症状はのどの痛みや関節の痛み、全身倦怠感、発熱、頭痛などですが、このほとんどはウィルスによって起きる症状です。

風邪の初期症状にはティートゥリーのエッセンシャルオイルが効果的です。
抗ウィルス作用のある成分"テルピネン4オール"がティートゥリーには50%も含まれているためです。
予防を目的に、また風邪薬を飲む前にちょっとした知恵で風邪やインフルエンザを撃退する方法です。
ハーブティーはお茶として楽しむ目的のほかに、濃く煮出して植物の効能を引き出し利用します。

予防には免疫効果を高めて抗ウィルス作用があるエキナセアが有名ですが、発熱をし始めたらエルダーフラワーを。咳が出たり、のどが痛いなどの症状がある場合はタイムを。

また発熱すると消耗するビタミンCを補給するためにローズヒップをブレンドすると効果的です。
 

冷え性にはつらいこの季節にはこの方法はいかがでしょう。
眠る前フットバスを行うとゆっくり安眠でき効果的です。

ヤロウとラベンダーのハーブを使ったフットバスがお勧めです。
45度くらいの少し熱めのお湯を器いっぱいに対してそれぞれを5gずつ加え10分ほど足首まで入る。
ヤロウには血行促進作用が、ラベンダーには疲労回復とリラックス効果が期待できます。

 
忘年会や新年会などお酒を飲む機会が増える季節でもあります。適度な飲酒は血行を良くし、リラックスできますがついつい飲みすぎてしまうもの。深酒をすると肝臓で分解されるアルコールの中間代謝物アセドアルデヒドが体内に残ります。毒性をもつアセダルデヒドは頭痛や吐き気、食欲不振などを引き起こします。

このような状態には発汗と尿がたくさん出るバスソルトを。
天然塩大さじ2に対してジュニパーとグレープフルーツ2滴ずつ加える。42.3度のお湯につかりそのままソルトを湯船に入れかき回す。7,8分を目処に入浴する。10分までを限度とします。
ジュニパーは利尿作用と体の中の老廃物を排出します。グレープフルーツは肝臓に働きかけて解毒をさせます。
アルコールの代謝を促すには肝機能を強化させて、水分を補給させることが有効です。

ハーブティーではアーティチョークやダンディライオン。
吐き気があるときにはペパーミントが最適です。ビタミンCが消耗されるのでローズヒップもブレンドしましょう。

気持ちの悪いときにはペパーミントのエッセンシャルをたらしたお湯の中でよく絞ったタオルを肝臓に(右乳房下)シップします。冷めたらまた暖かくしてシップを繰り返します。

二日酔いでも出社しなければならないサラリーマンの方におすすめは、血行促進をさせるレモン。気分をリフレッシュさせるペパーミント。神経覚醒をさせるローズマリーをティッシュペーパーに2,3滴たらして吸入するか胸のポケットに入れておくとよいでしょう。

ハーブやアロマを使って快適な冬の生活を送りましょう。

 
 ちょこっとワンポイント
レモングラスを収穫した後の保存法のひとつです。三つ編みにして唐辛子やドライフラワーをはさんで飾りにしています。

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