今月の特集ハナショウブ

ハナショウブ ハナショウブ写真

違いがわかりますか? ハナショウブの種類 ハナショウブの楽しみ方
■ハナショウブ アヤメ科アヤメ属

●違いがわかりますか?

日本のアヤメ属の植物は、アヤメ・ハナショウブ・カキツバタ・ヒオウキアヤメ、シャガ、ヒメシャガ、エヒメアヤメの7種類であるが、帰化植物としてキショウブ、イチバツが知られている。
 
ハナショウブ アヤメ カキツバタ
ハナショウブ* アヤメ* カキツバタ*
 

 特にアヤメ、ハナショウブ、カキツバタが有名で6月の梅雨時の花としてはなくてはならないものなっている。(実際には6月に開花するものはハナショウブであるが)、古く万葉の頃から親しまれてきた。

  見分け方であるが、一番簡単なのは花を見る。ただし全部が一度に咲くわけではない。関東を例にとるとアヤメが5月上旬〜下旬、ハナショウブが5月中旬〜6月。その花弁の基部を見る。アヤメは網目になっている(花弁は黄色)、カキツバタは白に黄班が入り、ハナショウブは黄色。この3種類のみならばこれで見分けられる。また、水草イメージがあるが、アヤメはまったくだめで、カキツバタだけが水中、ハナショウブはどちらでも良いということも覚えておくと良い。(ハナショウブは普通花壇でも可)
 
  品種の数もアヤメが約100種、カキツバタは約10品種、ハナショウブが約2000種と全く異なる。
 
  日本各地の”アヤメ園”は殆ど”ハナショウブ園”だと考えよう。

 
キハナショウブ ノハナショウブ シャガ
キショウブ** ノハナショウブ** シャガ**
 
ショウブ ●ショウブ(菖蒲)

また、ショウブという植物がある。確かに形は似ているが、これはサトイモ科セキショウ属の植物で5月の節句に使うものである。花は地図にはうように目立たない穂状の花である。ハナショウブはアヤメ科である。

菖蒲と言う字は、ショウブともアヤメとも読む。
名(和名)のつけ方けっこうまぎらわしいので、なかなか覚えにくいかも知れないが、一度決定しているものはなかなか変えることができない現状も知ってほしい。
ショウブ**
 
文・写真監修:川原田 邦彦

写真協力: *佐原Webサイト/佐原市立水生植物園  **青木繁伸(群馬県前橋市)



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