特にアヤメ、ハナショウブ、カキツバタが有名で6月の梅雨時の花としてはなくてはならないものなっている。(実際には6月に開花するものはハナショウブであるが)、古く万葉の頃から親しまれてきた。
見分け方であるが、一番簡単なのは花を見る。ただし全部が一度に咲くわけではない。関東を例にとるとアヤメが5月上旬〜下旬、ハナショウブが5月中旬〜6月。その花弁の基部を見る。アヤメは網目になっている(花弁は黄色)、カキツバタは白に黄班が入り、ハナショウブは黄色。この3種類のみならばこれで見分けられる。また、水草イメージがあるが、アヤメはまったくだめで、カキツバタだけが水中、ハナショウブはどちらでも良いということも覚えておくと良い。(ハナショウブは普通花壇でも可)
品種の数もアヤメが約100種、カキツバタは約10品種、ハナショウブが約2000種と全く異なる。
日本各地の”アヤメ園”は殆ど”ハナショウブ園”だと考えよう。
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